光や物質で満たされた宇宙に対するフリードマン方程式を解く(8)

【5】 それ以外のとき

「それ以外」とは、 𝛬 が0でなく、【3】【4】でやった条件に当てはまらないときである。このときは初等的に積分することはできない(できる場合もあるかもしれないが私は知らない)ので、近似的な話にとどめておく。

今の場合のフリードマン方程式より、 𝑎˙2 = 𝐾𝑟𝑎2 +𝐾𝑚𝑎 𝑘 +𝛬3𝑎2 (101)式 である。ここで 𝑓(𝑎) = 𝐾𝑟𝑎2 +𝐾𝑚𝑎 +𝛬3𝑎2 と置くと(101)式 𝑎˙2=𝑓(𝑎)𝑘 (220) となる。(220)式の左辺は2乗だから0以上なので、右辺も0以上でなければならない。したがって 𝑎 は 𝑓(𝑎) ≧ 𝑘 を満たす範囲のみを動くことができる。 𝑎 と 𝑓(𝑎) の関係を調べるために 𝑓(𝑎) の1〜2階微分を計算すると次のようになる。 𝑓(𝑎) =d𝑓(𝑎)d𝑎 = 2𝐾𝑟𝑎3 𝐾𝑚𝑎2 +2𝛬3𝑎 𝑓(𝑎) = d2𝑓(𝑎)d𝑎2 = 6𝐾𝑟𝑎4 +2𝐾𝑚𝑎3 +2𝛬3 ここからさらに 𝛬 の符号によって場合分けをする。

【5‐1】 それ以外で 𝛬 < 0 のとき

𝑎 と 𝑓(𝑎) の関係は図4のようになる。 𝑓(𝑎) は 𝑎 > 0 において単調減少であり、上限や下限はなくすべての実数をとる。

𝑎 と 𝑓(𝑎) の関係を表すグラフ。
図4. 𝑎 と 𝑓(𝑎) の関係

𝑘 の値が何であっても、 𝑎 が取りうる値に制限が生じる。例えば 𝑘 が図4に描いたところにあれば、 𝑎 は図4の 𝑎𝑆 より大きい値をとることができない。つまり 𝑓(𝑎𝑆) = 𝑘, 𝑎𝑆 > 0 とすれば解が取り得る範囲は 0 ≦ 𝑎 ≦ 𝑎𝑆 である。

𝑎 ≈ 0 の辺りでは(101)式の右辺は第1項が他を圧倒するから、第1項以外を無視すれば 𝑎˙2𝐾𝑟𝑎2 のようになる。これは3.1節の「光で満たされた宇宙」の【1】と同じような状況だから、そのときの解である(16)式を流用して近似的に 𝑎𝐾𝑟4±2𝑐𝑡 (221) とすることができる。ただし時間座標 𝑡 は 𝑡 = 0 のときに 𝑎 = 0 になるように取ってある。これは 𝑎 = 0 から始まる減速膨張宇宙または 𝑎 = 0 で終わる加速収縮宇宙である。

𝑎 ≈ 𝑎𝑆 の辺りでは近似の考え方は3.2節の「ダスト流体で満たされた宇宙」の【5‐1】と同じであるからそのときの(97)式を流用して 𝑎 𝑎𝑆+ 14𝑓(𝑎𝑆) (𝑐𝑡)2 (97)式 とすることができる。この式が表す曲線は (𝑡, 𝑎) = (0, 𝑎𝑆) を頂点(最大値)とする放物線である。これは極大値 𝑎 = 𝑎𝑆 になる時刻を境に減速膨張から加速収縮に転じる宇宙である。

𝑎 ≈ 0 と 𝑎 ≈ 𝑎𝑆 の間では、 𝑎˙ が0を超えて符号を変える機会がないからずっと膨張またはずっと収縮であり、 𝑎 ≈ 0 における近似解と 𝑎 ≈ 𝑎𝑆 における近似解を滑らかにつないだようなものになるはずだ(その際に時間座標 𝑡 の原点を適切に設定しなおす必要がある)。したがってこの解は、有限の時刻に 𝑎 = 0 から始まって減速膨張し、最大値 𝑎 = 𝑎𝑆 になったときに加速収縮に転じ、有限の時刻に 𝑎 = 0 になって終わる宇宙である。

𝑎 の最大値 𝑎𝑆 は 𝑓(𝑎) = 𝑘 の正の解だから 𝑎𝑆= 𝐽2 ( 1+ 1 +6𝑘𝛬𝐽2 6𝐾𝑚𝛬𝐽3 ) ただし 𝐽= 1𝛬 ( 𝑀+𝑀2𝑁33+ 𝑀𝑀2𝑁33+ 2𝑘 ) 𝑀= 92𝛬𝐾𝑚2 +12𝛬𝑘𝐾𝑟 𝑘3 𝑁=4𝛬𝐾𝑟+𝑘2 である。ここで 𝑀² < 𝑁³ のときは 𝐽 を定義する式の中に2つある∛の中身がともに虚数になる。その場合はそれぞれ3つずつある虚数3乗根のどれを採用しても構わないが、2つの∛が互いに複素共役になる組み合わせを選ぶこととする。そうすればちゃんと 𝐽 が実数になり、 𝑎𝑆 は同一の値になるはずだ。 𝑀² ≧ 𝑁³ のときは∛の中身が実数になり、そのときは∛は唯一の実数3乗根を指すものとする。なお 𝑀² = 𝑁³ のときは(152)式が成り立つからすでに【3‐1】で積分できており今の話の対象外であるが、今の話をそのまま適用することもできる。

【5‐2】 それ以外で 𝛬 > 0 のとき

𝑎 と 𝑓(𝑎) の関係は図5のようになる。 𝑓(𝑎) はスケール因子がある値 𝑎 = 𝑎𝐿 のときに最小値 𝑓(𝑎𝐿) をとる。 𝑓(𝑎) は 0 < 𝑎 < 𝑎𝐿 において減少し 𝑎𝐿 < 𝑎 において増加し、どちらの区間でも上限はなく 𝑓(𝑎𝐿) より大きいすべての実数をとる。 𝑎𝐿 は具体的には 𝑎𝐿= 𝐽2 ( 1+ 3𝐾𝑚𝛬𝐽31 ) ただし 𝐽= 𝑁4 2sinh (13arsinh𝑀𝑁32) = 𝑀+𝑀2+𝑁33+ 𝑀𝑀2+𝑁33 𝑀 =9𝐾𝑚28𝛬2 𝑁=4𝐾𝑟𝛬 であり、 𝑓(𝑎𝐿) > 0 , 𝑓′(𝑎𝐿) = 0 , 𝑓″(𝑎𝐿) > 0 である。

𝑎 と 𝑓(𝑎) の関係を表すグラフ。
図5. 𝑎 と 𝑓(𝑎) の関係

今度は 𝑘 の値に応じて解の定性的な挙動が変わり、3通りの解が考えられる。 𝑘 > 𝑓(𝑎𝐿) ならば、 𝑎 が取りうる値に制限が生じる。例えば 𝑘 が図5に描いたところにあれば、 𝑎 は図5の 𝑎𝑆 と 𝑎𝐵 の間の値をとることができない。つまり 𝑓(𝑎𝑆) = 𝑓(𝑎𝐵) = 𝑘, 0 < 𝑎𝑆 < 𝑎𝐵 とすれば解がとりうる範囲は 0 ≦ 𝑎 ≦ 𝑎𝑆 および 𝑎𝐵 ≦ 𝑎 である。 𝑘 < 𝑓(𝑎𝐿) ならば、 𝑎 は0以上のすべての値をとることができる。なお 𝑘 = 𝑓(𝑎𝐿) となるのは【3‐2】の場合であるからすでに解は求まっており、今の話の対象外である。

① 𝑘 > 𝑓(𝑎𝐿) の場合で 0 ≦ 𝑎 ≦ 𝑎𝑆 となる解

近似の考え方は【5‐1】と同じである。これは有限の時刻に 𝑎 = 0 から始まって減速膨張し、最大値 𝑎 = 𝑎𝑆 になったときに加速収縮に転じ、有限の時刻に 𝑎 = 0 になって終わる宇宙である。 𝑎 の最大値 𝑎𝑆 は 𝑓(𝑎) = 𝑘 の2つある正の解のうち小さい方だから 𝑎𝑆= 𝐽2 ( 1 1 +6𝑘𝛬𝐽2 6𝐾𝑚𝛬𝐽3 ) (222) ただし 𝐽= 2𝛬 { 𝑁cos (13arccos𝑀𝑁32) +𝑘 } 𝑀= 92𝛬𝐾𝑚2 +12𝛬𝑘𝐾𝑟 𝑘3 𝑁=4𝛬𝐾𝑟+𝑘2 である。

② 𝑘 > 𝑓(𝑎𝐿) の場合で 𝑎𝐵 ≦ 𝑎 となる解

近似の考え方は3.2節の「ダスト流体で満たされた宇宙」の【5‐2】②と同じである。これは無限の過去に 𝑎 → ∞ だったものが減速収縮し、最小値 𝑎 = 𝑎𝐵 になったときに加速膨張に転じ、無限の未来に 𝑎 → ∞ になる宇宙である。 𝑎 の最小値 𝑎𝐵 は 𝑓(𝑎) = 𝑘 の2つある正の解のうち大きい方だから、上の(222)式と同じ 𝑀 , 𝑁 , 𝐽 を使って 𝑎𝐵= 𝐽2 ( 1+ 1 +6𝑘𝛬𝐽2 6𝐾𝑚𝛬𝐽3 ) ただし𝐽(222)式と同じ である。

③ 𝑘 < 𝑓(𝑎𝐿) の場合の解 (0 ≦ 𝑎)

𝑎 ≈ 0 の辺りでは近似の考え方は【5‐1】と同じであるから、そのときの(221)式を流用して 𝑎𝐾𝑟4±2𝑐𝑡 (221)式 とすることができる。ただし時間座標 𝑡 は 𝑡 = 0 のときに 𝑎 = 0 になるように取ってある。これは 𝑎 = 0 から始まる減速膨張宇宙または 𝑎 = 0 で終わる加速収縮宇宙である。

𝑎 ≈ 𝑎𝐿 の辺りでは近似の考え方は3.2節の「ダスト流体で満たされた宇宙」の【5‐2】③と同じであるからそのときの(99)式を流用して 𝑎 𝑎𝐿+ 2{𝑓(𝑎𝐿)𝑘} 𝑓(𝑎𝐿) sinh { ± 𝑓(𝑎𝐿)2 𝑐𝑡 } (99)式 とすることができる。ただし時間座標 𝑡 は 𝑡 = 0 のときに 𝑎 = 𝑎𝐿 になるように取ってある。これは 𝑎 = 𝑎𝐿 になる時刻を境に減速膨張から加速膨張に転じる宇宙または 𝑎 = 𝑎𝐿 になる時刻を境に減速収縮から加速収縮に転じる宇宙である。

𝑎 → ∞ の辺りでは近似の考え方はと同じであるから、同様に3.2節の「ダスト流体で満たされた宇宙」の【5‐2】②(98)式を流用して 𝑎exp(±𝛬3𝑐𝑡) (98)式 とすることができる。ただし時間座標 𝑡 は 𝑡 = 0 のときに 𝑎 = 1 になるように取ってある。これは無限の未来に 𝑎 → ∞ になる加速膨張宇宙または無限の過去に 𝑎 → ∞ だった減速収縮宇宙である。

𝑎 ≈ 0 と 𝑎 ≈ 𝑎𝐿 と 𝑎 → ∞ の間では、 𝑎˙ が0を超えて符号を変える機会がないからずっと膨張またはずっと収縮であり、 𝑎 ≈ 0 における近似解と 𝑎 ≈ 𝑎𝐿 における近似解と 𝑎 → ∞ における近似解を滑らかにつないだようなものになるはずだ(その際に時間座標 𝑡 の原点を適切に設定しなおす必要がある)。したがってこの解のうち膨張解は、有限の時刻に 𝑎 = 0 から始まって減速膨張し、 𝑎 = 𝑎𝐿 になったときに加速膨張に転じ、無限の未来に 𝑎 → ∞ になる宇宙である。収縮解はその時間反転である。


解のまとめ

この節の結果をまとめると、光と物質で満たされた宇宙に対する近似的なフリードマン方程式 𝑎˙2𝑎2= 𝐾𝑟𝑎4 +𝐾𝑚𝑎3 𝑘𝑎2 +𝛬3 ( 𝐾𝑟>0,𝐾𝑚>0 ) (100)式 の解は次のようになる。

𝛬 = 𝑘 = 0 のとき、すなわち宇宙定数が0で3次元空間部分が平坦なユークリッド空間であるときは、 𝑎 を 𝑡 の初等関数で表すことができて、解は 𝑎= { 𝐾𝑟𝐾𝑚 [ 2cos { 23 arccos ( ± 3𝐾𝑚2𝑐𝑡 4𝐾𝑟32 ) } +1 ] ( |𝑡| 4𝐾𝑟32 3𝑐𝐾𝑚2 ) 𝐾𝑟𝐾𝑚 [ 2cosh { 23 arcosh ( ± 3𝐾𝑚2𝑐𝑡 4𝐾𝑟32 ) } +1 ] ( ±𝑡 4𝐾𝑟32 3𝑐𝐾𝑚2 ) (複号同順) である。逆に 𝑡 を 𝑎 の関数で表せば 𝑡 = ±23𝑐𝐾𝑚 𝑎+𝐾𝑟𝐾𝑚 (𝑎2𝐾𝑟𝐾𝑚) のようにいくらか簡潔になる。媒介変数表示をすれば { 𝑡= 2𝑐𝐾𝑚 ( 13𝑢3 𝐾𝑟𝐾𝑚𝑢 ) 𝑎=𝑢2𝐾𝑟𝐾𝑚 ( ただし |𝑢|𝐾𝑟𝐾𝑚 ) と書くこともできる。

𝛬 = 0 ≠ 𝑘 のとき、すなわち宇宙定数が0で3次元空間部分が曲がっているときは、 𝑎 を 𝑡 の初等関数で表すことはできないが、 𝑡 を 𝑎 の初等関数で表すことや便利な媒介変数表示をすることができる。解は 𝛬=0,0<𝑘 のとき: 𝑡= ±1𝑐𝑘 ( 𝑘𝑎2+𝐾𝑚𝑎+𝐾𝑟 𝑘 +𝐾𝑚2𝑘 arccos 2𝑘𝑎𝐾𝑚 4𝑘𝐾𝑟+𝐾𝑚2 ) 𝛬=0, 𝐾𝑚24𝐾𝑟 <𝑘<0 のとき: 𝑡= ±1𝑐𝑘 ( 𝑘𝑎2+𝐾𝑚𝑎+𝐾𝑟 𝑘 +𝐾𝑚2𝑘 arcosh 2𝑘𝑎+𝐾𝑚 4𝑘𝐾𝑟+𝐾𝑚2 ) 𝛬=0, 𝑘=𝐾𝑚24𝐾𝑟 のとき: 𝑡= ±1𝑐𝑘 { 𝑎+ 𝐾𝑚2𝑘 ln(𝑎𝐾𝑚2𝑘) } 𝛬=0, 𝑘<𝐾𝑚24𝐾𝑟 のとき: 𝑡= ±1𝑐𝑘 ( 𝑘𝑎2+𝐾𝑚𝑎+𝐾𝑟 𝑘 +𝐾𝑚2𝑘 arsinh 2𝑘𝑎+𝐾𝑚 4𝑘𝐾𝑟𝐾𝑚2 ) であり、媒介変数表示をすれば 𝛬=0,0<𝑘 のとき: { 𝑡= 𝐾𝑚2𝑐𝑘32 ( 4𝑘𝐾𝑟𝐾𝑚2+1 sin𝑢 +𝑢 ) 𝑎= 𝐾𝑚2𝑘 ( 4𝑘𝐾𝑟𝐾𝑚2+1 cos𝑢 +1 ) ( ただし |𝑢| arccos 1 4𝑘𝐾𝑟𝐾𝑚2+1 ) 𝛬=0, 𝐾𝑚24𝐾𝑟 <𝑘<0 のとき: { 𝑡= 𝐾𝑚 2𝑐(𝑘)32 ( 4𝑘𝐾𝑟𝐾𝑚2+1 sinh𝑢 𝑢 ) 𝑎= 𝐾𝑚2𝑘 ( 4𝑘𝐾𝑟𝐾𝑚2+1 cosh𝑢 1 ) ( ただし |𝑢| arcosh 1 4𝑘𝐾𝑟𝐾𝑚2+1 ) 𝛬=0, 𝑘=𝐾𝑚24𝐾𝑟 のとき: { 𝑡= ± 𝐾𝑚 2𝑐(𝑘)32 ( 2𝑘𝐾𝑚e𝑢 𝑢 ) 𝑎= 𝐾𝑚2𝑘 ( 2𝑘𝐾𝑚e𝑢 1 ) ( ただし 𝑢ln𝐾𝑚2𝑘 ) 𝛬=0, 𝑘<𝐾𝑚24𝐾𝑟 のとき: { 𝑡= ± 𝐾𝑚 2𝑐(𝑘)32 ( 4𝑘𝐾𝑟𝐾𝑚2 1 cosh𝑢 𝑢 ) 𝑎= 𝐾𝑚2𝑘 ( 4𝑘𝐾𝑟𝐾𝑚2 1 sinh𝑢 1 ) ( ただし 𝑢 arsinh 1 4𝑘𝐾𝑟𝐾𝑚2 1 ) と書くこともできる。

𝛬 ≠ 0 のとき、すなわち宇宙定数が0でないときは、 256𝛬²𝐾𝑟³ − 81𝛬𝐾𝑚 − 432𝛬𝑘𝐾𝑟𝐾𝑚² − 384𝛬𝑘²𝐾𝑟² + 36𝑘³𝐾𝑚² + 144𝑘𝐾𝑟 = 0 という関係式が満たされていれば 𝑡 を 𝑎 の初等関数で表すことができる。この関係式は変形すると 𝛬= 3 { 27𝐾𝑚4512𝐾𝑟3 + 9𝑘𝐾𝑚232𝐾𝑟2 +𝑘24𝐾𝑟 ±𝐾𝑚 ( 9𝐾𝑚264𝐾𝑟2 +𝑘2𝐾𝑟 ) 32 } と書くこともできて、解は 𝛬= 81𝐾𝑚44096𝐾𝑟3 , 𝑘= 9𝐾𝑚232𝐾𝑟 のとき: 𝑡= ±1𝑐3𝛬 ( arccos 3𝐾𝑚𝑎8𝐾𝑟 16𝐾𝑟 +32 𝐾𝑚𝑎+8𝐾𝑟 3𝐾𝑚𝑎+8𝐾𝑟 ) 𝛬= 3 { 27𝐾𝑚4512𝐾𝑟3 + 9𝑘𝐾𝑚2 32𝐾𝑟2 +𝑘24𝐾𝑟 𝐾𝑚 ( 9𝐾𝑚264𝐾𝑟2 +𝑘2𝐾𝑟 ) 32 } のときは𝛬の符号に応じて 81𝐾𝑚44096𝐾𝑟3 <𝛬<0 のとき: 𝑡= ±1𝑐3𝛬 [ arccos { 2𝛬𝐽3𝐾𝑚 (𝑎+𝐽) } + 1 2 13𝐾𝑚8𝛬𝐽3 arccos ( 8𝛬𝐽33𝐾𝑚 𝑎+𝐽 3𝐾𝑚4𝛬𝐽2 𝑎𝐽 ) ] 0<𝛬のとき: 𝑡= ±1𝑐3𝛬 [ arcosh { 2𝛬𝐽3𝐾𝑚 (𝑎+𝐽) } 1 2 13𝐾𝑚8𝛬𝐽3 arcosh ( 8𝛬𝐽33𝐾𝑚 𝑎+𝐽 3𝐾𝑚4𝛬𝐽2 |𝑎𝐽| ) ] ただし 𝐽 = 8𝐾𝑟 3𝐾𝑚 9𝐾𝑚2+32𝑘𝐾𝑟 = 3𝐾𝑚 +9𝐾𝑚2+32𝑘𝐾𝑟 4𝑘 𝛬= 3 { 27𝐾𝑚4512𝐾𝑟3 + 9𝑘𝐾𝑚2 32𝐾𝑟2 +𝑘24𝐾𝑟 +𝐾𝑚 ( 9𝐾𝑚264𝐾𝑟2 +𝑘2𝐾𝑟 ) 32 } のときは𝛬の符号に応じて 81𝐾𝑚44096𝐾𝑟3 <𝛬<0 のとき: 𝑡= ±1𝑐3𝛬 [ arccos { 2𝛬𝐽3𝐾𝑚 (𝑎+𝐽) } + 1 2 1 +3𝐾𝑚8𝛬𝐽3 arcosh ( 8𝛬𝐽33𝐾𝑚 𝑎+𝐽 3𝐾𝑚4𝛬𝐽2 𝑎𝐽 ) ] 0<𝛬のとき: 𝑡= ±1𝑐3𝛬 [ arsinh { 2𝛬𝐽3𝐾𝑚 (𝑎+𝐽) } 1 2 13𝐾𝑚8𝛬𝐽3 arsinh ( 8𝛬𝐽33𝐾𝑚 𝑎+𝐽 3𝐾𝑚4𝛬𝐽2 𝑎𝐽 ) ] ただし 𝐽 = 8𝐾𝑟 3𝐾𝑚 +9𝐾𝑚2+32𝑘𝐾𝑟 である。これらの 𝐽 はいずれの場合も 𝐽= 4𝐾𝑟 ( 9𝛬𝐾𝑚2 +8𝛬𝑘𝐾𝑟 6𝑘3 ) 3𝐾𝑚 ( 9𝛬𝐾𝑚2 +16𝛬𝑘𝐾𝑟 4𝑘3 ) = 3𝐾𝑚(4𝛬𝐾𝑟+𝑘2) 9𝛬𝐾𝑚2 +8𝛬𝑘𝐾𝑟 6𝑘3 という共通の表式で書くこともできる。

この他に特別な条件が満たされているときに 𝑡 を 𝑎 の初等関数で表すことができる場合があるが、実用的でないので割愛する。

初等関数で表される解は以上だ。

⛭ 数式の表示設定 (S)